【新生児時期の赤ちゃんの体重】ちゃんと母乳は飲めているの?母乳量は足りている?確認法
生後約4週間の時期を「新生児期」といいます。
特に最初の2週間は、赤ちゃんがお母さんの体内とは全く違う環境の中で発育していくことに慣れる大切な時期です。
新生児期のママの心配事の一つとして、赤ちゃんの体重増加があると思います。
今日はその体重についてのお話しをします。
体重について
出生後、体重が一時的に減ることがありますが、出生時の10%くらいまでの減少は心配ありません。
1週間くらいで元に戻っていくことが多いようです。
新生児期の体重増加は1日20~30g程度。
1ヶ月検診で700~1,000g増えていれば、おっぱいやミルクを十分に飲めていることになります。
特に心配になるのは、母乳育児のお母さんかなと思います。
目に見えない母乳。
出てるのかな?飲めてるのかな?足りてる?
不安なことだらけですよね。
さっき飲んだばかりなのに、また泣いてる・・・足りてない!?
と不安になりますよね。
赤ちゃんの体重を量る機械もありますが、持っていない方も多いですよね。
私もそうでした。
多くの方は、出産後1週間くらいすると、母乳の分泌量も増えてきますが
母乳の出が安定するまで、出産後2週間~1ヵ月ほどかかることもあります。
最初のうちは、時間や量にこだわらず、赤ちゃんが欲しがるときに、欲しがるだけ吸わせて大丈夫です。(ただ、ママの無理がない程度に。)そうすることでさらに分泌量を増やすことができます。
分泌量も増え、赤ちゃんの飲む量も増えてくると、授乳感覚もあくようになり、授乳リズムも自然に生まれてきます。
母乳が足りているか不安な時
私も自分の母乳だけで足りているのか、ミルクは足してた方がいいのか不安で、退院の日に産婦人科の先生や、助産師さんに相談してみました。
我が家は、自宅に赤ちゃんを量る体重計が無かったので。
目安
1日におしっこが8~10回、うんちが3回。
※この回数は最低ライン。
この回数が出ていれば母乳だけで大丈夫とのことでした。
私は退院後もこの回数を目安に毎日チェックしていまいた。
他に私がやったのは・・・
抱っこしたまま大人用の体重計に乗って、自分の体重を引く。
大人用なので、細かくは量れません。
でも細かい体重を知るというよりは、ちゃんと体重が増えているかが知りたかったので、3~4日に1回、この方法で体重を量っていました。※細かく量れない大人の体重計では、3~4日に1回くらいじゃないと、体重の増減が分からないため。
少しずつ増えていくのがわかると、安心できました。
上記の回数のおしっこやうんちが出ていて、体重も少しずつでも増えていれば、母乳だけでも大丈夫でしょう。
おしっこやうんちの回数も少なく、体重も増えていないようでしたら、粉ミルクなどで補います。
どのくらいの回数、量を粉ミルクで補うかなどは、小児科の先生などに相談してみましょう。
最近では、生後2週間目に赤ちゃんの検診を行っている医療施設もあります。
新生児訪問などを利用するのもいいと思います。
粉ミルクを使用することを、申し訳ないと思うお母さんも多いようですが、現在市販されている粉ミルクは、品質もよいので安心して与えてあげましょう。
母乳と同じ気持ちで赤ちゃんを抱いて、顔を見て話しかけながら飲ませてあげたら絆も育まれます。
母乳やミルクを吐いてしまう時
赤ちゃんの胃の形は、立てたとっくりのような形で、入口のしまりもよくありません。
そのため、横になったりするとすぐにあふれて母乳を吐くことがあります。
これは、「溢乳(いつにゅう)」と言います。
吐いた後、機嫌がよくまた元気にお腹を空かせて泣くようであれば、心配ははありません。
しかし、飲むたびに勢いよく吐いたり、吐き方が日に日に激しくなる、体重が増えないという時は、小児科の先生に診察を受けてください。
いろいろ心配な新生児期。
まだまだママの身体も回復していない時期。
ホルモンの変化で、ママの心も不安定になってしまいがちなこの時期。
無理せず、不安な時は病院の先生や、助産師さん、保健師さんに相談してみましょうね。
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