【新生児期から積極的に使いたい!!】おしゃぶりの使用するときの注意点
なぜ赤ちゃんはおしゃぶりをすると落ち着くの?
赤ちゃんは生後3ヵ月頃まで口をつけて吸う「吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)」をします。
これは、おっぱいを飲むために自然に備わった原始的反射で、お腹が空いていなくても、口で何かを探すとか、吸い付くという動作です。
妊娠中のエコー検査で、胎児が自分の指をくわえている姿が見られたり、
出産後すぐ、ママの胸の上に抱っこして哺乳したり絆を深める”カンガルーケア”をする際、まだほとんど目が見えていない赤ちゃんが、おっぱいを探して吸い付く、まさにそれですね。
反射が消えた後も、赤ちゃんは何かをくわえて吸おうとします。それは、安心感を得るため。
NICU(新生児集中治療室)で、注射などの痛い処置をしたあと、おしゃぶりをくわえさせている病院もあるそうです。
くわえさせた時の方が赤ちゃんの心拍数が、平常値に戻るのが早いという研究結果があるからだそうです。
なのでまだ月齢の低い赤ちゃんが、なかなか泣き止まない時、おしゃぶりをするのは効果的なのです。
我が子も新生児期から生後3ヵ月くらいまで使用していました。
新生児から使えるおしゃぶりもあります。
実際に泣き止んでいました。そのまま眠ってくれることもあり、助かりました。
赤ちゃんの吸うという行為は、ストレスを緩和し、リラックスする効果があるようです。
そしておしゃぶりをすると鼻呼吸を習慣づけるためにも効果的。
おしゃぶりの心配事
おしゃぶりをすると、なかなか取れなくなってしまう、歯並びが悪くなる、、、などの情報を聞いたことがありますか?
私もそういう話を聞いていたので、最初使うのを躊躇していました。
でもよく泣く赤ちゃん。
特に新生児期は、お腹の中から出たばかりで新しい環境に戸惑い、泣いてる赤ちゃんも多いです。
オムツは濡れてないし、母乳やミルクを飲んだばかりなのに、泣いている・・・抱っこもだめ・・・どうしたらいいの?
最初わからないことだらけで、たくさん泣いてる赤ちゃんにどう対応していいのか悩みました。
そこでいろいろ調べたり、周りの人と相談して、おしゃぶりを使用してみることに。
なかなか泣き止まなかった赤ちゃんも、おしゃぶりをくわえさせると、落ち着きました。
最初うまく吸えない場合は、ママが手で支えてあげましょう。
ただ、おしゃぶりに頼り過ぎてしまうと、赤ちゃんもおしゃぶりを手放せなくなります。
そうなると、おしゃぶりに依存してしまったり、歯並びに影響が出てしまう可能性があります。
ですが、気を付ける点をママが理解していれば、おしゃぶりはとても助かります。
歯並びに影響がでるのはいつから?
2歳半を過ぎてもおしゃぶりをしていると、乳歯の噛み合わせ、永久歯の歯並びに影響が出ると言われています。
なのでその前に卒業できるといいですね。1歳前に卒業できたら習慣化してしまう可能性が低くなります。
依存しすぎないポイント
- 成長と共におしゃぶりの回数を減らす。
泣いてしまったからといって毎回おしゃぶりをしてしまうと、子供も癖になってしまいます。
新生児期から4ヵ月頃までは、なにかを吸いたい欲求が強い赤ちゃん。その後、その欲求は減っていきます。
それに合わせて回数を減らしましょう。5~6ヵ月以降は泣いても、抱っこしたり、散歩したり、おもちゃを見せたりしながら赤ちゃんをあやしてあげましょう。おしゃぶりは、最終手段に・・・。
- 赤ちゃんが眠ったあとは、すぐにおしゃぶりを外す。
寝ている間ずっと口の中に入っている状態も良くないですし、噛み合わせにも影響が出てしまいます。
実際におしゃぶりや、指しゃぶりをやめられなくて困るというケースは、全体で見ると少ないそうです。
いつの間にかやめてしまうケースがほとんど。
うちも自然に、生後3ヵ月頃にやめていました。
やめるのにほとんど苦労しなかったので、私自身も寝る時間が少なかった新生児期に、おしゃぶりできて本当に助かったというのが感想です。
使用する時間や期間が長くなければ、噛み合わせなどの悪影響が出る可能性が低くなりますので、何をしても泣き止まない、、、寝かしつけに苦労しているママは、試してみてください。
なかなかおしゃぶりをやめられない場合は、お子さん自身ではなく、親子関係に原因があることもあるようです。
ママやパパのぬくもりがほしくて泣いている場合もありますので、たくさんスキンシップをとりながら赤ちゃんと向き合ってたくさん抱きしめてあげましょう。
それでも原因がわからず、2歳半~3歳を過ぎてもやめられない場合は、医師や保健師さんに相談してみましょう。