子育てに血の繋がりは関係ない・・・血の繋がらない2人の子供を育ててくれた私のお父さん
もう少しで父の日ですね。
今日は私のお父さんについて書こうと思います。
私は、父とは血がつながっておりません。
両親は私と姉が幼いころに離婚しています。(私が2~3歳の頃だったのかな?私は、ほとんど記憶はありませんが、姉には少しあるようです)
その後、母は今の父と再婚。父は初婚でした。私が小学生に入るか入らないか?くらいだったと思います。
でも今では、血の繋がりは関係ないのかなと思うくらい、私にはかけがえのないくらい大切な父です。
私の父
仕事の愚痴や他人の愚痴は聞いたことがありません。
いつも人のいいところばかり見つけて褒めるのが上手な人。
褒めるのが上手というよりは、その人の本質を見極め、やる気を引き出すのがうまい人。
仕事
父は後を継がずに、何をしたかったのか?
いつもお客様を近くに感じたいという父らしいです。
父が務める店舗はいつも売り上げが一番になるんです。だからこそ転勤時は、売り上げの低いお店ばかり・・・。案の定、最初は大変なことが多いのか、悪いことは語らない父ですが、体はげっそりしてしまいます。(´・ω・`)
私たち家族の関係
私や姉を叱るのは母の役目でした。
父に懐いてもらいたかったようで、父が逃げ場所になるようにしていた母。
私は前のお父さんのことは、2~3歳くらいまでだったのでほとんど覚えていません。(パパっ子だったらしいのですが・・・)
ですが、姉は記憶があるようで、思春期の頃は、時々父に『血が繋がっていないくせに!!』などひどいことを言ってしまっていたこともありました。(その時、食器を洗っていた母から姉に食器が飛んでいったのを覚えています。。。(笑)今ではもう笑いごと。)
私は姉の反面教師なのか、物心ついてからの反抗期はありませんでしたが、父に言われた言葉で印象に残っている言葉があります。
私が周りの環境に恵まれて楽しくやっていた時のことです。
父がボソッと私に言いました。『調子に乗るなよ』と。
でもそのおかげで、自分を見つめなおすいい機会になり、自分の環境や周りの人に改めて感謝することができました。
あのまま調子に乗っていたら、大切な友人にイヤな思いをさせてしまっていたかもしれないですし、大切な環境も壊してしまっていたかもしれません。
偉大な父。
私が仕事をするようになってすごく褒められた時、帰って父に報告しました。
『すごいな』って褒めてもらいたかった。
でも父は、、、
と言いました。(笑) 本当、父らしい。
自分ばっかりだった自分が恥ずかしく思えました。
それからは、褒めてもらえたら、私も褒めてくれた人を素直に素敵な人だなと思えるようになり、周りの人をよく観察し、いいところや手助けが必要な場面はないかなど、前よりも気にするようになりました。
子供を信じる父
口では何も言わないけど、いつも私たち子供を信じてくれている父。
子供が選んだ友達や恋人を会ったことがなくても、素敵な人だと信じてくれている。
なにかに躓いたとき、絶対に立ち上がることができると信じてくれている。
困っている人がいた時、手を差し伸べられる子供だと信じてくれている。
人を傷つけるような子供ではないと信じてくれている。
血の繋がらない父に育てられた私が思う事
これだけ父を自慢したら、ファザコンと思われてしまったかな!?
でもどちらかというと、父、母、姉、愛犬、家族みんなが大好きなので、
“ファミコン”、、、になるのかな!?(ゲームではないですよ!そしてそんな言葉あるのかな?(笑))
血のつながらない子供を育てることは、私が想像しているよりも、もっとずっと大変だったと思います。
母もまた父と子供の間に入り、想像もできないくらい気苦労があったと思います。
でもどんな時も、家を明るくしてくれた父と母に感謝しかありません。
また今の父がまっすぐ向き合ってくれたおかげで、前の父にも恨みをもったことはありませんでした。
前の父とはずっと会ってはいませんが、幸せでいてくれたらいいなと思います。
そして父と母にはこれからもたくさんの愛を届けていきたいです。
“血が繋がっていない父と子”・・・というこの記事を書くこと自体、父に失礼なことかもしれないと悩みましたが、それでもこんな風に血の繋がりを超えて家族になれることも知ってもらいたかったので書くことにしました。
血の繋がりがないと、なにか親子間でトラブルがあったとき、血の繋がりのせいにしたくなることもあると思います。
でも血の繋がりがあってもお互いに信じあえず、うまくいかない親子もいます。
その親子もまた血が繋がっている子供なのにどうして?と悩んでいるかもしれません。
私は、血が繋がっているかどうかよりも、何があってもお互いを信じあえる絆が大切だと思っています。
今日は自分の話に付き合ってもらいありがとうございました。
最後まで付き合ってくれた方、本当にありがとうございました。
muu…