【アパレル販売体験談】向いていないと思っていた私が売り上げ1位!?私が大切にしたこと
今日は、私が約10年間アパレルの販売をしていた時の体験談を記載します。
やりたかった仕事なのにいざやってみると、私向いていないんじゃないかと思ってた時期がありました。
だけど支えてくれた多くのお客様。
今日は私が向いていないと思ったアパレル販売の実体験と、お店で売り上げが1番になった私の販売方針を書いていきます。
アパレル販売の実体験
接客が好きで、学生時代は焼肉屋さんのホールスタッフとして3年間働いていたmuuです。
父もアパレルのお仕事をしていたこともあり、アパレル販売の仕事に興味があった私は、
卒業後は、大手のアパレル会社で務めることになります(父とは全然関係ない会社です)
接客が大好きだった私がなぜアパレルの販売が向いていないと思ったのか・・・。
アパレルのお店に入ってくるお客様は、
- 目的のお洋服を買おうと思って入ってくるお客様
- なにかいいお洋服があったら欲しいなと思っているお客様
- ウィンドウショッピング(今日は見るだけ)
だいたいこの3パターンのお客様が多いかなと思います。(どんなアイテムを取り扱っているか、路面店orテナントなのかによっても多少変わりますが。)
この3パターンのお客様(特に女性は2or3が多い!?自分もですが。)に、どうお店の商品を売るのか。
お客様の相談に乗り、一緒に素敵なお洋服を見つけていけたら楽しいだろうなと思って販売員になった私。
だけど会社の方針や店舗の店長によって接客方法は異なります。
私が最初に配属された店舗では、今日は"見るだけ"のお客様にも売ってきなさいという上司だったので、嫌がっているお客様に何度も声かけに行くよう指示され、結局お客様にすごく不快な思いをさせてしまったことがありました。
私の性格上、その出来事をなかったことにすることができず、モヤモヤ。
こんなことをこれからも続けるのか!?
“私には販売のお仕事は向いていない"と思いました。(単純。。。でも真剣に悩んでいました。)
だけど、向いてないと思っていた私が、お店の個人売り上げが1番、時々2番になります!(常に1番じゃないところがリアル(笑))
自分らしい接客をすることを決意
“売る"ということにすごく悩みました。
会社に勤めて販売という仕事をする以上、"売り上げにつなげる"ということが大前提。会社によってはノルマがあったり、個人売り上げの数字のみで評価をされてしまうことも。
そうなってくるとお客様の立場とかではなく、売り上げを作ることに重点を置かなくてはならず、結果的に"押し売り"してしまう場合があります。
※押し売りになってしまった場合、その場から逃げたくて商品を購入しているので、その後返品になってしまったり、返品はしないorできないお客様はもう二度と来てくれなくなってしまいます。
私自身も個人売り上げのプレッシャーが強く、好きだったはずの接客も楽しく感じられず、販売が向いていないんだと思っていました。
辞めようか悩んだ時、
ふと思ったんです。辞める覚悟があるなら、クビになってもいいから自分らしく接客しようと。
例え、数字が取れなくても、お客様が自分のお金を出して購入する買い物をより満足できる買い物になるようにお手伝いさせてもらおう!!
私はこの決意をしたとき、すごく楽になりました。
“物を売る"ということに変わりはありませんが、金額や数量を第一に考えるのはやめて、
お客様に満足のいく買い物をしてもらうことに重点を置きました。(会社的にはあまりよくないのかもしれませんが。。。(笑))
私が実践した販売方法
とにかくお客様目線になることを忘れず、できるだけお客様に寄り添う接客を心がけました。
基本中の基本ですが、やはり基本が意外と難しいのかもしれません。
・お客様に似合わないものを、似合います!可愛い!かっこいい!素敵!というのをやめる。
・顧客様が来た時、その顧客様に合いそうなものが提案できそうにない日は何も買わずに帰ってもらう。(笑)
・試着時は必ず顔から全身Check!
・家のクローゼットorタンスの中身を一緒にチェック
時には自分のキャラを変えることもありました(笑)
支えてくれたのはお客様
販売・接客というのはゴールも答えもないものだと思います。私がやったことが、正しいものというわけでもないと思います。
今までいろんな販売員さんを見てきました。
他にも本当にいろんな販売員さんがいます。
自分には持っていないものを持っている人を見るとすごく勉強になるし、尊敬します。
答えもゴールもないから日々勉強。"向いていないと思っていた時期がありました"と書きましたが、正直最後まで向いていたのかはわかりません。(笑)
ただ自分がお客様とどう向き合いたいのかわかった時、すごく楽しくやりがいを感じることができました。
自分が本来したかった接客。
誰に何を言われてもいいと思って吹っ切った自分。
そんな私を支えてくれたのはお客様でした。
結局、お店ではいつも1番か2番の売り上げを出すことができました。(常に1番じゃないところがリアルですが、それでも私には十分すぎます(笑))
私が異動しても、ブランドが変わってもついてきてくれたお客様がたくさんいました。
沢山あるお店の中から、いつまでも自分に会いに来てお洋服を買ってくれる。当たり前なんかではなく、本当に本当に幸せなこと。
正直、会いに来てくれる度いつも泣きそうでした。
今も思い出して泣きそうですが。(笑)
そのくらい幸せでした。
私が(出産を機に)辞めることを報告をしてからの半年間の売り上げは、上司も驚く数字になりました。
本当に本当に沢山の方に愛された10年間でした。
華やかなイメージとは少し違ったアパレル販売の仕事は、奥が深く日々自分を進化させてくれて、そしてたくさんの愛ももらえる仕事なんだと身をもって感じることができました。
そして向かないと感じた仕事も、見方や考え方を変えてみると違った結果が出てくることがあるということも学びました。
今はアパレルのお仕事とは離れていますがこの経験は宝物です。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでくれた方本当に本当にありがとうございました(*^_^*)☆
muu…