【北海道胆振東部地震体験談】地震直後の状況は?停電はいつからいつまで?子供の心境は?余震の恐怖心。
先日私の住む北海道で地震が、ありました。
夜中、3時過ぎ。
ガタガタガタ・・・・
目が覚めました。
隣に寝ている4歳の娘も目が覚めて私にくっついていました。
寝室には、落ちてくるようなものはなかったのですが、無意識に娘に覆いかぶさるうような体勢をとっていました。
どんどん揺れが大きくなる地震にすごく恐怖を感じました。(マンションだったので実際の震度より、もう少し揺れが大きく感じてしまいました。)
といっても私の住んでいる地域は震度5だったので、震源地のあたりに比べると全然なんですが、それでもすごく怖かったです。
停電
地震の揺れが収まってすぐ停電。
真っ暗。
確認したら、水も出ませんでした。ガスはなんなく怖くてすぐに確認できませんでしたが。(その後、マンションの管理会社の方に確認したら、念のため安全が確認できるまで止めているということでした。)
とりあえず警報器などは作動しなかったのでガス漏れなどは大丈夫だった模様。
ひとまず、懐中電灯やろうそくなどを保管してある場所まで取りに行き、それぞれに明かりをつけてひとまず落ち着く努力をしました。
今まで私の住む地域は災害が少なく、危機感が足りなかった私は、災害用セットみたいなものは用意しておらず。。。
ただ、わりと心配症な私はなんとなくそれに代わるようなアイテムは揃えていて、本当助かりました。ここでまさかの心配症が役にたつとは。
非常食のようなものも、ストックがあり、飲み水もなんとかなりそう。
家も若干線が入っている所があるけど、崩壊するような感じではなく、とりあえず大丈夫そう。
ただ、一つ。情報源がない。
吉幾三さんの"テレビもねぇ、ラジオもねぇ、自動車もそんなに走ってねぇ~♪"という歌がありますがまさにそれ。
充電できそうなものが一つもない。車も持ってない。。。
そしてなにより、こんな日に限って携帯の充電をし忘れてしまったのです。夫婦ともども。
残りわずかなスマホで同じ北海道内に住んでいる私の家族に連絡。
無事を確認。とりあえず一安心。実家の方が揺れが大きかったようです(>_<)
一軒家を持っている父は、揺れが強くなっていく地震に家ごともうだめになってしまうんじゃないかと一瞬覚悟したと言っていました。
実家も同じく停電したようですが、1軒家の実家は水が出ているという。
念のため、お風呂に水を溜めておいた方がいいよと伝えました。(実際、その6時間後くらいに断水になったようです。)
そこで気が付きました。うちは水道管の問題で水が出なくなったわけではなく、マンションだから、停電の影響で水が出ないのかな!?
確認のため近くの公園にパパが行ってくれました。
やっぱり公園のお水は出てるとのこと。
停電がいつまでなのかわからないので、バケツでの水汲みを開始。エレベーターが止まり6階まで非常階段で上り下り。
一度にたくさんの水を運びたくても、階段じゃ難しいです。
13階に住んでいて何度も水汲みには来れそうにないという方、水を入れる容器を持っていないから、スーパーのビニール袋で水汲みに来た人。それぞれでしたが、無理に運ぼうとして、家の中で水をぶちまけてしまったと言っていた方もいました。
中には、500mlのペットボトルしか持ってないとそれを10本くらい持ってきた人がいましたが、ただ、10本のフタを1本1本開けて水を入れてまたフタを締めるという作業を一人で行うと結構時間がかかるんですね。
またご年配の方は水汲み1つも大変です。
そこで、うちのパパが公園の水道の横に立ち、水汲みの手伝いを始めました。早朝から晩まで。。。(すごい人だなと改めて思いました。)
停電復旧はいつ?
地震直後からの停電。
北海道の場合はブラックアウトと呼ばれてしまったように、北海道のほぼ全域で(地震のなかった地域まで)停電してしまうという状況になりました。信号機も全部。
震源地付近の苫東厚真火力発電所が停止してしまったことで、このような状況になってしまったのです。(今後同じことが起こらないことを願うばかりです。)
私の地域では翌日に復旧し、2日後には地震で損傷がひどかった地域を除いて復旧したようです。(再生エネルギー復旧には約1週間。)
電気の復旧とともに、マンションのお水も出ましたが、水道管がずれてしまったor破裂したなど、別の問題で水が出なくなってしまった地域は、復旧に時間がかかっていました。
2日で停電復旧なんて、結果を見ればたいしたことないのかもしれませんが、私のようにラジオもなく携帯の充電が切れてしまって情報源がない人は多く、復旧もいつになるんだかわからず、あいまいな情報が飛び交っていました。2~3日らしい。1週間かかるらしい。"◯◯~らしい"という情報は、結局いつまでこの状況が続くのかわからず不安でした。
そしてなにより、冬じゃなくて良かった。。。と思いました。
ラジオ必須です!
電気を使わない充電器必須です!(笑)
寒さ対策も必須!!!!!
改めて何が特に必要だったかも今度書いていきたいと思います。
余震の恐怖
大きい地震のあとに本震がきたり、また1週間以内に同じくらいの大きさの地震がくる可能性が高いと言われています。
正直大きな地震を経験した後は、小さな地震でもものすごく怖く感じてしまっている自分がいました。
地震後10日間くらいは、余震の起こっていない時間でもなんか揺れている気がしてしまって・・・。(;_:)
トラックが通ったくらいの振動でも地震じゃないか?と思って敏感に反応してしまっていました。
また、今まで寝ている間に震度1~2くらいの地震がきても起きなかったのに、夜中ちょっとの余震でも起きてしまい、熟睡できていないのか、寝ていないわけじゃないのに日々眠い感じが抜けませんでした。
子供は・・・?
当たり前ですが、すごく怖かったようで、4歳の娘は家の中にいる間に地震を経験したので、家にいたらまた地震がくる!と思ってずっと外に出たがるように。
また、寝室は家具などを置いていないので倒れてくるようなものがなく、安全と思っている娘は、自宅にいる間はずっと寝室にいようと言っていました。本人の気持ちを安心させるためにもしばらくは極力寝室で生活していました。
地震が起こったその夜に、娘は人生初のおもらし。
わかってはいたけれど、本当にすごく怖いんですね。家の中も外も夜になると真っ暗。いつもと違う状況に不安になるのは当たり前。いつも以上に娘をたくさん抱っこしました。
周りの近所のお母さんのお話で、
地震当日うちに子は全く起きなかったからそんなに恐怖心はないと思っていたんだけど、子供がすごくおしっこが近くなってしまったと言っていました。
精神的なものだったようです。
当日の揺れ自体は寝ていてわからなかったかもしれませんが、その後の電気やガスが使えない状況だったり、食料も前とは違う状況に、口には出さなくても不安や恐怖を感じていたんですね。
幼稚園や小学校はいつから登園?
9月6日(木曜日)AM3:07に地震が起きました。
震度5で被害の少なかった私の住んでいる地域では、木曜・金曜日停電の為幼稚園はお休みでした。
みんな、携帯の充電もできていないので、2日目は連絡網がなく、幼稚園のホームページや幼稚園の玄関の張り紙で知ることになりました。
ないとは思っていましたが、きちんと張り紙やHPをUPしてくださったこともありがたいことだなと思いました。
先生方もそれぞれ家庭があり、子供を持っている方もいらっしゃるのに、生徒・園児またその親御さんへの配慮など本当にすごいなと改めて感じました。
土日は元々幼稚園はお休みなので、娘の幼稚園は月曜日から再開しました。
それでも早い!と感じましたが、先生方のできるだけ早く子供達を日常生活に戻してあげたい、そして親御さんの仕事の関係で園での保育が必要な方達にも協力したいという気持ちには、涙が出そうになりました。
もちろん気持ちが不安定で、親から離れたくないという子子供たちは無理しなくて大丈夫とのことと、余震が起こった場合の細かな対応なども詳しく書かれた手紙ももらいました。
子供と離れている間に、地震が起こってしまったら。。。という気持ちもありましたが、娘自身も幼稚園に行きたいと言っていたのと、できるだけ地震を忘れて楽しい時間になるならと思い、月曜日から登園させました。
その日はもともと幼稚園で給食が出る日だったのですが、それも予定通り給食が出るとのことで一安心。まだまだこのころスーパーに食材がなかったのでお弁当だったら、具無しのおにぎり1個とかになっていました(´・ω・`)
こんな状況でも給食が再開されるのは、本当にありがたいですし、少しずつ日常に戻っているんだなという実感も湧き少し気持ちも落ち着きました。
地域の被害が大きかったところは、給食どころか、学校や園自体もしばらくお休みのところもありました。
地震の時、マンションのオートロックって意外と怖い!?
今回の地震で思わぬところで恐怖を感じました。
地震は朝方に近い深夜に起こったのが幸いでした。
深夜なので家族みんな家にいたので大丈夫でしたが、、、
停電すると、エレベーターも止まりますが、一番下のオートロックが開かないんです。
そしてうちのマンションの場合は、外階段で自分の階が上がれたとしても、非常扉が防犯上外から開かないようになっているんです。しかも管理会社の人しかその鍵を持っていないので、万が一みんなで外に出ている時だったら・・・と考えるとぞっとします。さらにこれが真冬だったら・・・北海道の冬は外で何時間もいることができないので、これまたぞっとします。
今一度自分のマンションの非常口や非常階段のしくみをチェックしてみることをおすすめします!
続きはまた次回・・・
地震後の食料・飲料・スーパーやコンビニの状況はどうだったのか?
経験から本当に必要なアイテムなど・・・
参考にしていただけるように、まだまだ書いていく予定です。
また読んでいただけたら嬉しいです。